『ベイビーステップ』と『ブルーロック』の面白い共通点

小説 漫画

マガジンポケット』にて、5/31まで『ベイビーステップ』が全巻無料で読めるようになっていたので、読み返してます。
読んでて気づいたのは、今連載している『ブルーロック』と共通点がある、って事でした。

なので『ベイビーステップ』が面白いと思った人には『ブルーロック』もおすすめですし、逆もまたしかりです。

それでは、共通点を詳しく書いていこうと思います。

『ベイビーステップ』とは

マガジンで連載されていたテニス漫画。
全47巻と長寿であり、アニメ化やドラマ化を果たしています。

主人公の『丸尾 栄一郎』は試合中にもノートを使って敵の戦術や自分の精神状態をも分析する『超理論派』です。

今なら5月末までマガポケにて全話無料で読み返すことが出来ます。

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『ブルーロック』とは

マガジンで連載されているサッカー漫画。
2022年にアニメ化予定で、「史上最もイカれたサッカー漫画」の異名を持っています。

主人公の『潔 世一』は自らの『空間認識能力』や『適応能力』を活かして周囲の状況を分析し、自らの糧として成長を続けていきます。

共通して面白いところ

①強くなる方法が数学的

強くなる過程では、両作品ともただ熱くなるといった感情論や精神論が余り無いです。

『ブルーロック』ではゴールを取る方法に『まぐれ』ではない『再現性』を求めたり、『ベイビーステップ』では『理論派』が主人公としてサーブの球種X%などガチ計算までしています。

かと言って、感情を否定しているわけではなく、『ブルーロック』ならエゴイズム全開にしますし、『ベイビーステップ』なら敢えて感情むき出しにした戦略を仕掛けたりします。

『ブルーロック』における自分の武器

『ブルーロック』では8話時点で自分の武器、圧倒的な個性を見つける事を課題として、更に別の武器を組み合わせていくという過程がありました。

自分なりの武器を意識して、ゴールを得るための方程式を編み出していきます。

『ベイビーステップ』における成長力

『ベイビーステップ』では『全てのボールに追いつき、それをコントロールできれば理論的には負けない!!』を胸に『コートカバーリング&コントロール』を武器にしています。

更に『チェンジオブペース』を組み込み、より攻撃的な武器に成長させました。

②『運』や『メンタル面』の言語化

スポーツ漫画で『メンタル面』や『運』という言語化が難しい部分を描写するのは珍しいと思い、共通点に挙げました。

両作品で特に共通しているのは『ゾーン』に対する描写ですね。『ゾーン』とは普段は使えない人間の潜在能力を全て引き出した『夢中状態』の事を指します。

『黒子のバスケ』でも『ゾーン』は登場しましたが、『ゾーンを意識していたらゾーンには入れない』という理屈を超えた状態だったので、逆に再現性を狙う2作品が印象に残ったのかもしれません。

『ブルーロック』の『Flow』

『ブルーロック』では、『Flow』という名前で『ゾーン』に近い状態を説明しています。

自身の『能力』と『挑む目標』が釣り合い、『退屈』でも『不安』でもない精神状態『挑戦的集中』に入った時、『Flow』に入る。

つまり、『Flow』に入るための条件は自分の『能力』を的確に理解し、明確で身の丈に合った『目標』に挑む事としています。

『ベイビーステップ』の『ゾーン』

理性と本能のバランスが整った時、自然と『ゾーン』の状態に入るとされています。
意識的に『ゾーン』入ろうとする主人公は具体的な手法で『理想的な精神状態』に近づこうとしています。

『禅の姿勢で数字を数えながら瞑想』、『プレッシャーの要因を意識的に8割消すイメージ』、『対戦時に良い心理状態は挑戦→重圧→怒り→無気力にある』など、メンタルに対しても成長過程を具体的に書いていて面白いです。

感想

2作品の共通点を上げてみました。

個人競技のテニスと団体競技のサッカーと別の漫画ですが、共通している点を認識して読み返してみると、また別の発見があり面白かったです。

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