名台詞の登場したシーン
「天才じゃなくなった自分を好きでいられるか?」とはサッカー漫画「ブルーロック」のキャラクター「マルク・スナッフィー」のセリフです。
彼はかつて親友とともに「サッカーの王」を目指し、数々の大会にて優勝し、富と名声を得て頂上まで上り詰めました。
パフォーマンスの低下やスキャンダルにより、堕ちるところまで堕ちてしまいます。
その「天国から地獄」への差に心を壊した親友は自殺。
その経験から、スナッフィーはこの言葉を投げかけます。
「天才じゃなくなった自分を好きでいられるか」
私たちは凡才の自分を好きでいられるか?
「親友の死」ほど極端なものでないにせよ、天才ではない自分に向き合った経験は誰にでもあると思います。
勉強や部活動、仕事において自分の思うように成果を出せない時。
新しい舞台や環境に挑戦して思い通りに動けない時。
自分が天才ではないと思い知る時が。
そういう時にあのセリフはどう響くのでしょうか。
天才でないと分かった。その次に取るべき行動とは
自分の能力に信じられなくなった時に、自分の価値をぶれずにいられるか。
「自己肯定感」の話になりますが、深堀しすぎて戻れなさそうなので、「いいなぁ」と思う行動を漫画で紹介していきます。
1. 平凡な俺よ、下を向いている暇はあるのか
ネガティブ思考を振り切って、ポジティブに挑戦する言葉ですね。
実現は難しいですが、それでも「格好いい」と思わせる名言です。
このセリフを言ったのはバレー漫画「ハイキュー!!」のキャラクター「田中 龍之介」。
普段はムードメーカーな頼れる先輩です。
しかし全国大会第2回戦、活躍が出来ずミスを重ねてしまい、精神的に不安定となります。
そんな時に自分の精神を挫けさせまいと、自分に強く言い放ったセリフです。
「俺は普通の人間だと思う。体格とか能力とか…。ガキの頃は『自分が天才に違いない』と思ってた。中坊ぐらいまで思ってたかも。いや。今でもちょいちょい思っているな。
でも、多分身長は180(㎝)に届かないと思うし運動能力に自信はあるけど、バレー部の中で、現時点で俺が一番である部分はない。それが何かを諦める理由はならないし、言い訳にもならない。つーか、そもそも普段そんなこと考えない。でも半年に1回くらい限りなくメンタルがマイナス寄りになった時に思う。自分は平凡なんだと。
ところで平凡な俺よ、下を向いている暇はあるのか」
「ハイキュー!!」第30巻263話より
2. 期限なんか決めずに堂々と休め
自分を追い込みすぎて嫌いになるよりも、堂々と休んでまた考えればいい。
「天才じゃないといけない」「やらないといけない」と思い込んだ時に、視野を広げる一言です。
このセリフを言ったのは、ボカロPを主人公とする作曲漫画「アカネノネ」のキャラクター「鷺村先生」こと「サギちゃん」。

教え子の「神崎茜音」は最大手の音楽企業によって、一緒にやってきた相棒を奪われてしまいます。
才能の無い自分がようやく見つけた可能性を無残に潰された茜音は、ショックとストレスから体調を崩してしまいます。
ムリヤリにでも作曲を続けようとする茜音に対して、サギちゃんは優しく次のきっかけを提示します。
傷ついているよ。ガキの頃からずっとお前は。
「アカネノネ」15話より
だからもう傷ついていないフリしなくていい。
(中略)
やめろって言ったってやめないのはわかってる。
でも休むことに罪悪感を持つな。期限なんか決めずに堂々と休め。
(中略)
義務感とか目的とかぜーんぶ捨てて、すっからかんになった自分に委ねてみたら?
(中略)
今までの想像を超えるものが生まれる可能性があるってことだろ。
まとめ
「天才じゃなくなった自分を好きでいられるか」というセリフの紹介と、それに対する行動を漫画で紹介して見ました。
漫画を読むのが好きなので、今回のように印象に残ったセリフをどんどん紹介していこうと思います。
読んでいただきありがとうございました。
コメント