行動力=アウトプット能力を身に着けたいなら、一番最初に名前が出てくる本かと思います。
題名にも書いた「インプット:アウトプット=3:7」は有名すぎて他の本にも書かれるほどですが、この本が一番頭に入ってきやすいです。
行動力を身に着ける。そのために……
この本を読む際、以下の2点を意識しました。
- 自分のやる気を操りたい。
- 行動する際のハードルを下げたい。
上記の内容を意識しながら読むと、次の2点がぎっしりと書かれている事が分かりました。
- アウトプットで得られるメリット
- アウトプットに繋がる具体的行動
アウトプットで得られるメリット
アウトプットで得られるメリットを提示することで、自分の中で「行動してみるか」とやる気を湧きあがらせてくれます。
例えば、「質問する」という内容であれば、次の3つのメリットがあります。
- 自分の知りたい事を固める事で、周辺知識が聞き取りやすくなる(自分への影響)
- 頭の回転が上がる(自分への影響)
- 印象や評価が上がる(周辺への影響)
更にメリットそれぞれについても、分かりやすく説明してくれるので、納得しながら教えてくれます。
ちなみに、1の現象は「カクテル・パーティー効果」または「カラーバス効果」という心理現象らしいです。
人間には納得することで快感を覚える本能があるので、楽しく読み進める事が出来るというのは大きいですね。
アウトプットに繋がる具体的行動
「勉強する」を「机につき教科書を開く」と具体的行動に細分化する事で「何をすべきか明確化」し、行動へのハードルを下げる事が出来ます。
先ほどの「質問する」を具体的に細分化すると、
- 質問を考えながら聞く
- 相手に喜ばれる質問をする。
(「質問はありますか?」と言う時に質問されると嬉しい。) - 参加者に喜ばれる質問をする。
(自分の疑問を言えば良い。他の人も引っかかっている可能性の方が高い) - 議論を深める質問をする。
()内のように具体的行動も更に分かりやすく説明してくれます。
この本のメリット
この本を読む事で、行動へのハードルを下げる事、ハードルを乗り越える意欲を知ることが出来ました。
逆に言えば、何か始めようとする時は、この本の内容を思い出せるようにしておけば、行動への弾みがつけられます。
他にも「読書感想文」や、話し方の型などの「雑談のコツ」、上手な説明など「仕事に通じるコツ」など、様々な事柄についてメリットと具体的行動を教えてくれますよ。
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