10月10日、情報処理安全確保支援士を受けてきました。
その感想と勉強方法を纏めていきます。
感想と勉強方法
午前①
私の場合、一年前に応用情報技術者試験を合格したため、免除されました。
免除と言っても一番簡単な基本問題の免除なので、試験勉強の当初は軽く考えていましたが、受験が近づくにつれて免除のありがたみが分かりました。
単純に必要な勉強量が減るだけでなく、他の情報処理技術者試験と共通の試験範囲が無くなり、今回の試験にだけ集中することが出来ました。
当日の午前試験時間も午前②の40分だけで終了するため、疲れることなく午後に進むことが出来ます。
午前②
40分の試験時間で4択問題を25問解きます。
といっても、こちらの過去問道場で過去5年分の勉強をしておくと見覚えのある問題がかなり出題されるため、割と楽だったという印象です。
むしろ、気合を入れすぎて空回りしそうになったくらいです。
とはいえ、合格基準が60%なので25問中、間違えても良いのは10問のみ。
なかなか1問ミスが大きいので油断せず勉強しておきましょう。
午後①
午前とは比較にならないほどに難易度が上がった印象です。
単純に4択問題から記述式に変わったというのもありますし、問題自体の分量が多くてなかなか理解に苦しみました。
午後①は出題数3問のうち2問を90分内に解く必要があります。
午後問題は下記書籍を利用して勉強することに。この書籍の勉強方法はざっくり3工程を踏んでいます。
詳細は後述の「重点対策シリーズの使い方」に纏めました。
「時間が足りない!」が第一印象
感想としては、「時間が足りない!」に尽きますね。
3問から解く問題を2問選ぶにも時間が掛かりますし、そもそも問題文を理解するのにも時間が掛かります。
少し答えを考えただけで10分は消えていくので、時間管理が大変だった印象です。最後の見直しをした際は「あと10分で見直しなら出来る!」とか思っていたら、気になる箇所に引っ掛かり10分を使い切ってしまいました。
監督員の試験終了の合図のためにマイクを付けた瞬間、思わず「10分もあったのに……?」と呆然となりながら答えを修正するというギリギリ具合でした。
「時間管理」は当たり前ですが、重要です。
午後②
午後②は出題数2問のうち1問を120分内に解く必要があります。
問題文は長くなりましたが、時間は午後②の方が余裕がありますね。
単純に時間が長いのもありますが、問題を選ぶ際も選択肢が少ないので悩まずサクサクと選べました。
難易度は午後①と同じくらい?
問題自体の難易度は午後①に比べてそこまで上がった印象はありません。
各分野の知識が組み合わさっているというよりも、各分野の知識が独立して連なっているという印象です。
そのため(1)が解けなくても(2)は解けるといった部分的に解くことも出来そうです。
勉強を始める前は午後②が一番難しいんだ・・・と恐れていましたが、勉強している内に恐れすぎていたなと感じたのが勉強中、強く印象に残っています。
最後は開き直って問題に取り組んできました!
とはいえ、問題が解けるわけではないんですが。
単語の暗記問題ができなかったのを除いて、解答用紙を全て埋める事が出来ました。
とりあえず解釈が合っていれば60点は取れると思いますが、問題解釈にて最初の一歩がずれていたら、まったく見当違いの解答を書いていそうな気もしています。
ここまでくると自分なりの解答を書いて、2か月後の合否判定を待つしかないですね。最終的に開き直って試験を終了してきました。
午後の勉強方法(重点対策シリーズの使い方)
重点対策シリーズを使って勉強してきましたが、量が多いので工夫は必要だと思います。
工夫したポイントを書いていきますが、簡単に言うと「全体の把握」と「達成度の視覚化」に尽きますね。
1.全ての章にて教科書部分を読み通す。
教科書部分を読んで理解を確実なものにします。ここで問題だったのは700ページ以上ある書籍のため、モチベーションを保つことが難しかったです。
モチベーションを維持するためには、「全体を認識する事」「やり遂げた部分を視覚化」する事が有効です。
この書籍を使う場合は、各章の初めに暗記科目を纏めページがあるため、そこに読んだ記録を付けていくのがお勧めです。
元から纏まっているため、「あと、どのぐらい勉強すれば終わるのか」を感覚的に把握しやすいです。さらにページ数を記録しておけば見返すときに楽、かつ勉強した実感を得やすいのでプラスイメージを持って勉強を進める事ができます。
- 纏めページを読む。
(章の残り範囲を認識する&頑張ろうという意欲向上が見込める)
↓ - 該当範囲の教科書部分を読む。
↓ - 纏めページに戻り、ページ数を記録する。
(後で読み返す時、該当範囲を探す手間が省ける&残り範囲を認識できる&勉強したという達成感が手に入る)
2.推奨されている過去問を解く
各章ごとに過去問の中から選ばれた問題が推奨されています。基本情報、応用情報からも選ばれているので基本から理解を進める事が出来てとても助かりました。
私は教科書を読む段階では理解した気になるだけで、問題を解けるようにはならないので、問題を解く→自分の分からない部分を明確にする→解説を見て解きなおす というプロセスを踏みやすくて良かったです。
ただ、合計150問以上の過去問はとても多いです。それほどまでに情報処理安全確保支援士試験が難しいという事なのですが、やっぱりモチベーションを保つのが大変でした。
上記で述べた通り「全体の把握」と「達成度の視覚化」に基づいて過去問のリストをGoogleスプレッドシートに纏めました。
過去問が終われば達成日と簡単な得点(記述なので正確でなくて問題ないです)を記録しています。
作る前は作るのが作るほどの効果が無いと思っていましたが、やる気に対する効率が全然違っていたのでお勧めです。
合格発表は12月17日!
合否はさておいて、待ち遠しいです。
初挑戦の結果はどうなるのか? それ次第で今後の予定にも関わりますし、一度気になると離れないので、気にしない時間と気にしている時間を行ったり来たりしています。
最終的に合格してますように、とお祈り中です。
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